2018年11月23日金曜日

STM32 CubeMX (2) おおまかな使い方

Summary

STM32-Nucleo の開発ツールである,CubeMXの2回目記事です。インストールに苦労された方もいると思いますが,今回は使い方としておおまかな流れを紹介します。慣れれば操作は簡単ですが何を作りたいのかしっかりイメージを持って臨まないと,よく分からない設定のままソフトを作ることになりますのでCPUのリソース設計を先にしっかり行ってください。


使い方

基本的な操作は以下の順になります。
1.右側のピンをクリックし,どのペリフェラルに割り当てるのかを決定します。
2.左側のペリフェラル設定によりピンの詳細を決定しますが,TMRくらいかな。

詳細はコンフィグレーションタブにより行います。設定したつもりの無いデバイスが表示されますが,とりあえずデフォルトでも大丈夫です。

設定が完了したら,Menu - Project - Generate Code に進み,プロジェクト名とToolchaine / IDE を選択します。これはコンパイラ,デバッガのことで各社の統合環境向けのプロジェクトファイルを作成してくれます。


ワンポイント

STM32はポート設定の自由度が高いですが,タイマーなど重なる部分があるので試行錯誤してみましょう。無理な設定はCubeMXで選択できないので,コンパイルが通っても動作しないというハマりが減るので,とても良いツールです。クセが強いところもあるので諦めずにいろいろ試してみましょう。

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