Summary
STM32-Nucleo の開発にとても便利なツールであるCubeMXの紹介です。組込が難しい理由にOSを使わない場合が多く,初期設定からスタートアップ,割込タイミング,通信の設定など,プログラムを動かすまでにやることが多いし,難しいし...と,プログラムを勉強したい方にはとても高いハードルでした。しかも動かす前の作業のため動かない場合,理由を表示してくれるわけもなく,調査も難しく経験が必要なため,経験を積む前に挫折する方が多く,組込は難しいし…と技術者が増えない要因のひとつでありました。これらの課題を解決するツールのひとつがCubeMXになります。グラフィカルにデバイスを選び,設定を選ぶと,自動でプログラムを作ってくれます。STM開発には欠かせないツールですので,使い方をマスターしましょう。
入手方法
下記,STのHPから入手します。ダウンロード~インストールと進みます。さらにCPUのデータがダウンロードされますので,高速ネットのある場所で行いましょう。インストール先のフォルダにはルートから日本語が無いフォルダにします。
また2018/11月時点でV5.00となっておりますが,当記事はV4.25.0になりますので変更点がありましたら注意ください。
STM32CubeMX
使い方
起動するとプロジェクト作成画面となりますので,New Projectを選択。思わずアップデートが始まったりするので,外出前に一度起動しておきましょう。CPU選択画面となりますが,さすがのSTとして大量に出てきて混乱します。まずはNucleoにて使うと思いますので,Board SelecterタブやCPU Typeの選択で絞り込みましょう。私のよく使うF042の場合,Type = Nucleo32,MCU = F0 を選択すると2種類まで絞り込めました。
無事起動できました。ここからピン設定,ペリフェラル設定をに進みます。このあたりは次の記事に掲載予定です。
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