2018年9月3日月曜日

STM32-Nucleo

Summary

当社教材でも使用しております、おすすめのマイコンボードである、STM32-Nucleoを紹介します。Nucleo-64と呼ばれる64pinタイプとNucleo-32と呼ばれる32pinタイプがあり,それぞれArduino UNO / Arduino Nano とピン互換性を持ちます。


入手方法


秋月電子
RS Components

いろいろなネット通販にて購入できます,RSの方が安い場合が多いです。
たくさん種類がありますが,当社では F042 をメインに使用しています。小型で機器組込も容易で性能とコストのバランスが良く,チップを秋月電子にて購入できるので量産へ移行する場合も安心です。年末年始や夏休みなど,試してみたい人が多い時期は入手困難になる場合がありますので,大量に使用する場合は早めに行動するのもポイントです。


使い方

開発環境を構築する必要がありますので,プログラミングがある程度できる方でないと難しい部分があります。ネットに構築方法がたくさんありますので参考にしましょう。
参考リンク:mbedではじめよう

当社のおすすめ環境は CubeMX → MDK-ARM  → ST-Link→ STM Studio を使い,コンパイル~デバッグまで行います。標準の無料環境にてステップ実行やリアルタイムモニタが行えるので困る部分は少ないでしょう。使い方は別の記事にてまた紹介します。

Arduinoに比べて環境構築が難しく感じ,挫折する機会が多いようで,当社ではフォローセミナーにより,基礎~開発スキルまでサポートしておりますので,短時間で確実にスキルを高めたい企業様,学校様などはお問い合わせください。

ワンポイント

Nucleo32は設定用のショートジャンパ(SB1-18)がたくさんあります。ユーザーズマニュアル(UM1956)に説明と回路図がありますが,読みづらく複雑です。
ポイントとしてデフォルトでは SB16/SB18 がショートされており,PB6/PA6,PB7/PA5がショート状態で自由に使えません。Arduino NanoとI2C機器の互換性を持たせる為のようですが説明が少なく,何故かソフトが動かないとハマりやすい所です。開封したらすぐに,写真の赤枠あたりのチップ抵抗を外すことをおすすめします。小さい部品なので注意して行いましょう。









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