2018年9月4日火曜日

Nucleo基板からST-Link/V2-1を作る

Summary

STM32のデバッグにとても便利なST-Linkの話。Nucleo基板が楽にデバッグできるのは,制御CPUと別にST-Link用のCPUが載っているためです。CPU単体で使う場合は別途ST-Linkを用意する必要がありますが,Nucleo基板を改造する事で安価に入手,活用できるので方法をメモします。

入手方法

RS Components
Amazon

RSは本家のST-Link V2です,高いほどでもありませんがAmazonなどで互換品が安価に出回っていて十分使えます。ST-Link V2の場合,USBのリンクスピードが1.8Mbpsで少し遅く,Nucleo基板に付いている ST-Link/V2-1 は4Mbpsなので快適になります。

Nucleo基板から作る場合



まず犠牲となるNucleo64を入手しましょう。基板割ってしまうと,実質書込できなくなりますので後悔しない基板を使いましょう。
配線はJP1の写真を見て左側が+3.3V,CN4の2-4がそれぞれ,SWCLK / GND /SWDIOになります。簡単すぎるからなのかネット探しても割り基板からST-Linkを作る配線の話が見つからず,少し悩みましたのでご参考になればいいかな。ハーネスは自作になりますが使いやすいハーネスやコネクタを選びましょう。

ワンポイント


私の場合,ケースは3Dプリンタで作成しました。フリスクケースに入れるなど,いろいろ楽しんでいる事例がありますので参考にすると良いでしょう。私は高さを抑えるために2.54ピッチの所に2.00のPHコネクタを付けました,足を広げますがUSBコネクタと同じ高さでスッキリしますので,ご参考に。



安価だけど,謎が多いSTM基板,STM32F103C8T6 につないで書込,デバッグ,問題なくできました。壊れると困るのでいくつか作っておくと良いですね。



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